2016年6月9日木曜日
チャンスの神様
よく「自分にはチャンスがない」という人がいます。でもそれは違います。「チャンスは来ているのに、それに気づかない」のです。チャンスはすぐにキャッチしないとたちまち去ってしまいます。野球で言えば剛速球のボールのようなものです。では、どうすればボールが見えるようになり、ホームランが打てるようになるのでしょう。それはやはりコツコツと努力を積み重ねていくことが大切だと思います。チャンスをつかめるのは、その時までにきちんと準備ができている人だけ。そして準備をしてきたことを発揮する場が試合、本番です。勉強で言えばこの本番が入試にあたりますね。当たり前のことですが、学校の定期テストはそれまでに授業を通じて学んだ知識が身についているかを確認する場です。つまり、定期テストで結果が出ない場合、「普段の勉強」がうまくいっていないことが多いと言えます。では、「普段の勉強」とは、すなわち「予習→授業→復習」というサイクルのことです。中学生は特に復習を重点的に行ってほしいと思います。このサイクルがうまく定着すると、効率よく学習した知識を蓄積でき、定期テストで高得点が狙えるようになるはずです。点数ばかりに目が行きがちですが、定期テストは生徒たちの「勉強の仕方」がうまくいっているかのバロメーターにもなっているのです。さて、この「普段の勉強」をしっかり100%の力で行わずに、入試で120%の力を出すことなんかできませんよね。だから、120%の力で「普段の勉強」をしていきましょう。120%の力で日々の学習をこなすことはきついことですが、それを続けることで、入試で力が発揮できます。チャンスの神様はしっかり準備をした人に微笑みますよ。
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