2016年4月28日木曜日

MEMOをとれ

私が以前働いていた職場で「新入社員はとにかくメモをとれ」とよく言われたものです。今の新入社員はメモを取らず写メで代用しているそうですが、確かに速い、そして写し間違いがないので効率的かもしれないですね。しかし、ここでの「メモ」は口頭の部分です。私が授業中にホワイトボードに書いたことは一生懸命写してくれていますが、それ以外のことは一切書かない生徒が多いので、昨日中3の授業で「メモをとれ」と話しをしました。さて、メモをとる生徒は学力が高いと言われています。当たり前そうですが、なぜメモをとる生徒は学力が高いのでしょうか。それはメモをとるということは、授業を受身ではなく能動的に参加しているからです。しかし、授業に能動的に参加しているからといって、メモをとる生徒の学力が高いわけではありません。メモをとるには①話をきく力②話の内容を理解する力③まとめる力等々いくつもの力が必要です。これらの力が備わっていないとメモをとることが大切であると理解していても、メモをとることができないのです。つまり「メモをとっているから学力が高い」のではなく「学力が高いからメモをとっている」ということになります。しかし、逆説的に言えば、意識的にメモをとろうとすることで学力が高まります。メモをとろうとすることで、上記のような力が鍛えられるからです。また、メモをとるためには授業を能動的に受ける必要があるので、集中して授業を受けることができるようにもなります。メモをとる習慣がない人は、まずは「意識的に」メモをすることを心がけてみましょう。最初は殴り書きでも構いません。メモをとる回数を増やしていくといずれ「意識的に」が「無意識に」に変わります。そうなると、上記の力が鍛えられ、頭の回転が速くなってくるはずです。これは勉強に限った事ではありません。どんな場面でもメモをとることを習慣化しておくことが大切ですね。

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