2017年7月10日月曜日

雷様におへそをとられるって本当!?

 3日前から雷雨にみまわれた京都ですが、昔から「雷三日、のち梅雨明け十日」とよく聞かされていました。そろそろ梅雨明けかなと思いつつ、小さい頃に雷が鳴ると「おへそを取られる」と脅された記憶があります。意味もなくへそを手で押さえたりしていましたね。ただ、今から思うと何で雷→おへそという図式が出来上がったのかは不明です。でも案外この話バカにはできません。「天気」については中学2年生の最後で学習しますが、暖かい空気は上へ、冷たい空気は下に向かいます。暖かい空気があるところに冷たい空気が潜り込もうとするので空気が激しく乱れます。上昇気流が激しくなると雲ができます。雲ができるということは天気が悪くなるということですね。これは寒冷前線のお話ですが、上昇気流で発生する有名な雲の一つとして積乱雲があります、いわゆる入道雲ですね。この積乱雲は激しい雷を伴う夕立が降ります。さて、雷が鳴るとどうなのか。夕立がやんだ後…つまり、寒冷前線が通過した後ですが、これは暖かい空気があったところへ冷たい空気が入り込んだわけで、すっかり周りは冷たい空気になってしまうので、気温は下がります。だから、昔から「雷さんがおへそを取りに来るから、雷が鳴ったらおへそを隠しなさい」と教えてきたのですね。気温が下がるのにお腹を出しっぱなしではお腹を壊してしまいますしね。雷が鳴ると、後で気温が下がる、ということを昔の人は経験的に知っていたということです。確かに科学的根拠がありますね。しかし、そうでなくてもお腹を出したままでいることはあまり行儀よくはありませんからね。しかし、本当に目からウロコです。こうやって、見ると昔から言い伝えられている格言や慣用句などちゃんとした意味や由来があるのですね。そうでなければ長い歴史の中で埋もれてしまいます。こうした話を「おー!そうやったんかー!」と、とても素直に喜んでくれる生徒の皆さんを見ているとこういった発見は、科学する心をより一層、刺激するように感じます。

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