現在、1992年(第二次ベビーブーム世代)は200万人を超えていた18歳の人口が、2012年に119万人になり、以降も減少が続いていく予想されています。特にこの18歳人口減少が2018年度から加速していくといわれており、「2018年問題」とまで言われています。又、大学入学者数は増え続けていますが志願者数は減って、大学に入りやすくなっている状況です。受け入れる立場にある大学は定員が増加しているにも関わらず、肝心の受験生の数が減っていくということになります。大学を選ばなければどこかに合格するという所謂「全入時代」に突入して久しいですが、数学の講義は四捨五入から、英語のシラバスには冒頭から「be動詞」「過去形」「進行形」と中学レベルの内容が並ぶなど、とりわけ知名度の低い地方大学で、教育の質の低下が懸念されています。入試制度も変わって真新しいですが公立高校と同様に「新しい魅力で受験生を奪ないといけない時代」に入るわけですね。大学からすれば「この大学でなければ」という明確なメリットがないと厳しいかもしれません。逆に受験生からすると、大学間の「違い」について敏感になる必要があります。偏差値や名前だけで選ばず、自分の将来就きたい仕事などしっかり見据えた上で大学選択をしてほしいと思います。(issie)
2015年2月24日火曜日
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