2016年5月2日月曜日

人生は重荷を負うて遠き道を行くが如し

私の祖父がよく口にしていたのですが、小さい頃はまったくこの言葉から感じるものなどなかったのですが、歳月は人を変えるようです。これは徳川家康の遺訓なのですが、恥ずかしながら全文は知りませんでした。天下を統一した家康の最後の言葉だけに重みを感じます。そしてまさに人の一生とはまさにこうゆうものだと感じました。焦らず、急がず、我慢することが後に実を結ぶということですね。皆さんもこつこつと頑張りましょう!!(実は2005年の神戸大学の入試問題で出題されていました。因みに問題は、次の文章は「徳川家康御遺訓」の一部です。下線部を英語に訳しなさい。下線部は、「人の一生は重荷を負うて遠き道をゆくがごとし。」と、「勝つことばかり知りて負くることを知らざれば、害その身にいたる。」でした。)
『人の一生は重荷を負うて遠き道をゆくがごとし。急ぐべからず。不自由を常と思えば不足なし。心に望みおこらば困窮したる時を思い出すべし。堪忍は無事長久の基(もとい)。怒りは敵と思え。勝つ事ばかり知りて負くる事を知らざれば、害その身にいたる。己を責めて人をせむるな。及ばざるは過ぎたるよりまされり。』
(訳)
『人の一生というものは、重い荷を背負って遠い道を行くようなものだ。急いではいけない。不自由が当たり前と考えれば、不満は生じない。心に欲が起きたときには、苦しかった時を思い出すことだ。がまんすることが無事に長く安らかでいられる基礎で、「怒り」は敵と思いなさい。勝つことばかり知って、負けを知らないことは危険である。自分の行動について反省し、人の責任を攻めてはいけない。 足りないほうが、やり過ぎてしまっているよりは優れている。』

0 件のコメント:

コメントを投稿

鶏口牛後

当塾の父母面談が終わり、学校の3者面談もそろそろ終わる頃です。中3生にとっては進路決定する重要な面談となっているわけですが、保護者様と色々お話させていただく中で、勿論志望校決定の最大の要素が偏差値であることはゆるぎないところではあります。但し「鶏口となるも牛後となるなかれ」という...